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社員に対して愛情を持って接する「挑戦者のすぐそばに」バーチャル会計事務所山本社長

​今回インタビューした方はこちら!

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​株式会社SoVa

代表取締役社長

​山本 健太郎

慶應義塾大学在学中に会計士資格取得。同大学卒業後、株式会社アオイエ取締役CFO、CPA会計学院の講師を経て、2019年9月株式会社SoVaを起業。「挑戦者のすぐそばに」を理念に、バーチャル会計事務所を運営。

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​山本さん、本日はよろしくおねがいします。

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よろしくおねがいします。

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まず初めに、社長はどのような大学生活を送っていましたか?

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慶應大学に入学して、「慶應と言えばダンスサークルでしょ!」と思って、人気のダンスサークルに入りました。ただ、僕自身、中高6年間バスケ部で、ダンスの才能も経験もなかったのでついていけなかったです。しかも、僕の顔ってダンサーっぽい顔じゃなくて、むしろ真面目なほうだからサークルの中でも浮いちゃったんですよね。大学1年の7月にクビになりました。大学1年の7月にサークル追い出されるって、大学生活大変じゃないですか。

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ええ!!追い出されちゃったんですか!?どうしてそこから会計士を目指そうと思ったのですか?

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ダンスサークルをクビになって、今から入れるところって勉強系しかないんじゃないかと思って、ちょうど商学部で会計士を目指す人も多かったから、最初はそんな気持ちで会計士の勉強を始めました。2年になったときに、先生に呼び出されて「今本気出せば受かる。気合い入れなかったら長引くぞ」って言われて、そこから本気を出しました。そこから3年生の夏までは、ひたすら予備校に通っていましたね。

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大学時代に会計士の資格を取るってすごくハードですね……!

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そうですね、とても大変でした。3年生の8月に試験に受かって、その後は予備校の講師になったんです。そこから最初の1年はずっと仕事をしていたので、僕の大学生活って、1年生は遊びと勉強の両立、2年生と3年夏までは猛勉強、3年夏からは仕事っていう感じでした。

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会計士試験に合格された時から、将来のことを考えていたのですか?

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当時は、そんな風に全く考えていませんでした。将来どうなりたいとかじゃなく、常に今に集中しているというか、将来のことなんてどうせわからないから、今やりたいことをやった方が良いよねという考えでした。

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よく、大学生のうちしか遊べないっていわれるんですが、考えてみれば、社会人の方がお金は持ってるわけで、時間さえあれば遊べるはずだから、遊べる時間を多く取れる選択をすれば良いのかなって思ったんです。

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では、起業しようというのも、その時点では考えていなかったのですね。

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もちろんです。むしろ、起業するのは嫌でした。当時、講師と並行して、同級生が起業したベンチャーでCFOをやっていたんですが、その同級生を見て、社長業は大変すぎると思っていました。そんな忙しくて割に合わない仕事、絶対にしたくなかったです。

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考えていなかっただけではなく、嫌だったんですか!

今では、事業を興されて社長として活躍されていますが、起業をしようと思ったきっかけは何だったのでしょうか?

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最初のきっかけは、サービスの事業内容がふっと思い付いたことです。その当時、自分の考えたサービスが士業業界の未来を創ると思っていて、このサービスをやっている会社に就職しようと思ったのですが、探しても見つからなかったんです。そこで、ないなら自分がやるしかない思って起業しました。

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もしもこのサービスがハマらないならやめようっていうテンションでしたが、アイディアへの信念は当時から強かったので、絶対いけるって思ってました。

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では、サービスを展開する上で苦労したことは、どのようなことでしたか?

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苦労したのは、僕の考えていることが、本当に誰にも伝わらないこと。開発のための資金調達のために、いろいろな人にお願いしに行くんですが、全然理解されなかったです。イメージしにくいことだったので、僕の頭の中では完成しているんだけど、それを高い解像度で言葉にするのが難しくって。予備校の講師やってたから、説明は得意だったはずなんですけどね(笑)。

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開発段階でたくさんの苦労があったのですね。他にも起業したきっかけはありますか?

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自分が働いている時もそうだし、友達の話とかを聞いていても、組織に勤めるストレスって大抵の場合が人間関係のような気がしていて、自分だったらもうちょっと働きやすくて、社員が生き生きしてる組織作れるんじゃないかっていう自信はありました。文句言うくらいだったら、自分が良い会社作っちゃったほうがいいですから。

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たしかにその通りですね!社員が働きやすい職場にするために、どのようなことを心がけているのですか?

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今の規模ならではですが、僕の根本にあるのは、「平等にえこひいきする」という発想です。たとえば、何故か分からないけど自分にだけ優しいおじいちゃんおばあちゃんとか、学校の先生とか、子どもの頃にいたと思うんですが、そういう人のことって自然と好きになるじゃないですか。好きだから頑張ろうってなりますし。そんな感じで社員に対して愛情を持って接するんです。でもそれを偏った人にしかしなかったらそれは差別になるので、全員に対して愛情もって接します。

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なるほど!確かに自分もそのような経験があります。山本社長自らすべての社員に愛情を注ぐのですね。

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そうです。僕がみんなに愛情を送り、その愛情を受けた子たちが頑張ろうと思ってくれる信頼関係で会社が回っています。でも今は、そのラブの矢印の先を、僕じゃなくてプロダクトやお客さんに向けるように変えていこうって流れになっています。最近ではそういう話が、僕からではなく、メンバーからも上がってくるようになりました。この会社が好きだから変えていきたいっていうメンバーに僕も共感して、応援することが多くありますね。

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そういう新しい発想や発見が生まれてくるのは、人間関係のストレスがないからじゃないかと思っています。現在、メンバーは30人いるんですけど、どの組み合わせをとっても、仲が悪いということがないんです。おそらく、メンバー同士が自ら目を光らせて、誤解やわだかまりを解消しようとしているからですね。

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しっかりした信頼関係が成り立っているのですね。先ほどオフィスを拝見しましたが、服装が自由で、裸足で歩かれている社員の方もいらっしゃいました。そのような部分も信頼があるからこそということでしょうか。

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その通りです。僕はその人がパフォーマンスを発揮できればベストだと思っています。裸足の方が仕事をしやすいのであれば裸足でいいし、家の方が作業をしやすいのであれば、家でいいし、みんなを信頼しているので、特に気にしていません。

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確かに、信頼されている方が、頑張ろうという気持ちになりますね。

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そうなんです。多くの会社や組織で間違ってると思うのは、どっち側が先にリスクを負うかってことです。頑張ってる社員だから大事にするっていうのをよく聞きますが、実は逆で、先にこっちから全員に愛情を注ぐべきだと思います。それではじめて社員が、この人のためなら頑張ろうって思うようになるんです。懸命に仕事してくれているのは社員だから、先にこっちがリスク負う覚悟を持たないといけないんですよね。

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山本社長が愛情を注がれているメンバーについてですが、採用する際には、どのような面を重視していますか?

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よく言われるように、スキルよりカルチャーフィットを優先するようにしています。スキル的には取りたいけど、SoVaには合わないかなということで泣く泣く断るケースもありました。でも1番見るのは、その人の素の部分。素直さとその人の未来像に何が見えているかを見ています。今できるかできないかは関係なくて、どれだけ真っ白いキャンパスで、柔らかいスポンジの状態であるかを重要視しています。大学生で、あれもこれもできるスキルフルな子だったら怖いじゃないですか。

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確かにそうですよね。では、そのようなメンバーとの関係性を築く上で、心がけていることはありますか?

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心がけていることといえば、スケジュールが埋まってる日でも、社員とは必ず一言は絶対喋るようにしています。デザインチームであれば、「このデザインいいね」みたいに、仕事のことでもいいし、プライベートのことでもいいので必ず話すように決めています。その時に相談を受けることもよくあります。

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なるほど!普段忙しそうな社長が話しかけてくれると、嬉しい気持ちになりますね。

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そうだと思います。組織は社長の器以上に大きくならないと思うので、自分の器を大きくしていかないと、組織を大きくしていくことはできないんですよね。

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では、メンバーの人事評価や、昇格などはどのように決められているのでしょうか。

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給料は、半年に1回、ステイかアップで変わります。人事評価は、360°+meという制度を採っています。そのクールでの成果、頑張ったこと、できなかったこと、次のクールで頑張りたいことを書き、それに対して周りがフィードバックするという形式です。

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周りからの支持を集めることが重要なのですね。

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そうなんです。今役員をやっている子は、大学3年生で会計士資格を取って、4年生の1年間をインターン、新卒の1年間を正社員として働いて、2年目から役員になっています。本人にとってインターンとしての1年間で、とても濃い経験ができたと思います

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では、年功序列のような制度はないのですね。

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ないですね。若いから、ということもないですし、逆に、年をとっているから、ということもないです。最近採用した方では、40歳のお笑い芸人の方でしたが、喋りが上手だから是非セールスをやってくれないかということで、採用しました。

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仕事上の接し方も、年齢にかかわらず対等にしています。入社3日目の子のアイディアを採用して上手くいったこともあります。年齢・立場・職歴は全く関係ないようにしています。

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実はこの会社、僕が一番偉い会社じゃないんですよ。社内法というものがあるんです。プリンシプルというルールブックです。

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たとえば、「99%の人は間違える」というものがあります。間違えていることは何も問題ない、間違いを正さないことが問題である、という思想です。メンバーはこれに基づいて行動しているので、間違えてたら変えよう、意見のチェンジはOKという文化になっています。

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こういう決まりがあるから、チャレンジできるのですね。

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では、これから会社をどのようにしていきたいについてお聞かせください。

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まず、起業する人とか、挑戦する人が、もっと挑戦しやすいような世界をつくるという目標があります。挑戦の弊害になるものを取り除いてあげて、その挑戦の後押しをしてあげたいと思っています。

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直近の目標では、日本最大にして最高のアカウンティングファームをつくるという事ですね。今、日本で一番顧客数が多いところで1万3,000~4,000社なので、1万5000社を目標にしています。

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これは中国のアリババという会社のジャック・マーさんの話の受け売りですが、地方に住んでる僕の全然知らない人が、SoVaのサービスを使ったことで幸せに生きていて、「あなたのおかげで幸せになったので、夕飯くらいおごらせてください」って感謝されるくらいのサービスを創りたいって思っています。

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最後に、SoVaという社名の由来はあるのですか。

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「挑戦者のすぐそばに」というビジョンからきています。最初はsobaでしたが、検索してもおそば屋さんしかヒットしなくて。So Valuable platformという意味も込めてSoVaにしました。あとは、そばアレルギーなのでbにしなかったという理由もあります。

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​山本社長今回はありがとうございました!

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「バーチャル会計事務所 SoVa」は、「挑戦者のすぐそばに」をビジョンに専門家のノウハウをテクノロジーの力で、より安く、効率的に経営者の手に届ける新しい会計事務所です。

 

バックオフィス業務に関する知見をテクノロジーの力を用いて体系化し、さらにデザインの力を掛け合わせることで、業務を分かりやすく、馴染みやすいものにすることを目指します。

この記事を書いたライター

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吉原 知優

産業能率大学経営学部3年生。

スポット社労士くんで2年生からインターン生として働いています。

​趣味はカラオケとドライブです!

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米持 和哉

千葉大学法政経学部4年生。

スポット社労士くんで3年生からインターン生として働いています。

​趣味は読書と旅行です!

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