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AgeWellな社会を実現する!「シニア世代に伴走する」起業家赤木社長

​今回インタビューした方はこちら!

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​株式会社MIHARU

代表取締役社長

赤木 円香

慶應義塾大学在学中に人材コンサルティング会社に参画。同大学卒業後、味の素株式会社に入社を経て、2020年株式会社MIHARUを創業。「シニア世代のわくわくを創造する」を掲げ、シニア向けに世代間交流型ライフパートナーサービス「もっとメイト」の運営。

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まず初めに赤木社長の学生時代について教えてください。

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高校時代は、正直ギャルとヤンキーのハーフハーフといった感じで(笑)、将来の夢ややりたいことがあったわけではなく、なんとなく過ごしていました。でも、漠然とだけど手に職を持った方がいいと思って、高校2年の時に日商簿記2級を取って、いずれは公認会計士になろうかなーと思っていました。

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そうなんですかっ!?高2で日商簿記2級取得はすごいです!!

では、その当時は起業について考えていなかったのですか?

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17歳の時かな、マザーハウスの代表をされている山口絵里子さんの本を読んだときに衝撃を受けて、それがきっかけで起業しようと思いました。当時、全然本なんか読んでなかったのに、たまたま、高校の先生に渡されて読んだのがそれだったんです。

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そうなんですね!

その本が赤木社長に具体的にどのような影響を与えたのでしょうか?

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私は山口絵里子さんの本を通して、成し遂げたいビジョンという旗を立てて、それに向かって邁進するかっこよさに猛烈な憧れを感じたんです。起業家として、社会にないものを創ったり、困っている人を助けたい!と思ったんです。

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なるほど!高校生の時に将来の目標を決められるなんてすごいですね!

では、目標が決まった後どのようなことをしたんですか?

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起業家ってどうやってなるんだろう?って思った時に、まずは、起業家を一番輩出している大学に行こうと思ったんです。そこで、山口絵里子さんや他にも多くの有名な起業家の出身校であった慶應大学のSFCへ行こうと決心しました。そこで、AO入試だったので面接があったのですが、その時に「君みたいな突出した経歴もない子がSFCに入学して、うちに何のメリットがあるの?」って聞かれたんです。その時「今の私には何もないですけど、必ず私は有名になります。そしたら、私が山口絵里子さんに憧れてここに来たように、私に憧れてここに来る人がいます。SFCはもっと人気になります!」って負けずに熱意を伝えたら、「いいね、君みたいな人ウェルカムだよ〜」って言われて入りました(笑)

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そんなことがあったのですね!!

その後、どのような大学生活を送っていましたか?

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大学入ってからすぐは企業にインターン生を紹介する学生団体の立ち上げたり、経営系のゼミに入って、経営・組織・会計などとにかくめちゃめちゃ勉強しました。

 

私が尊敬してやまないその教授は起業するために、ITと会計と英語は絶対にやっておいた方がいいと言っていたんです。当時、日商簿記は持っていたから、会計の知識は最低限あったけど、ITと英語が全く。ITの知識をつけるために、プログラミングスクールに通いながらwebマーケティングのインターンをやったりもしました。英語なんてもう最低レベルで、TOEIC295点だったんです(笑)。だから、3年生の時にアメリカに留学させてもらって、現地で猛勉強。話せるようになって帰って来ました。

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ほんとにたくさんのことを並行でこなしていたのですね!どんなスケジュールで毎日を過ごしていたのですか?

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朝から晩までインターンして、夜に寝ずにゼミの準備して学校に持っていて、でも全然出来が悪くて怒られて、学校泊まって勉強して。それでも元気だったから、そのままインターン先の先輩や友達と飲み会行って、ちょっと寝て、また朝からインターみたいな感じでした(笑)。だからほんとに睡眠時間平均3時間とか4時間でした。(笑)

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すごい生活ですね…!

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ほんとに色んな意味で日本で1番勉強していた学生だったたと思います。今の大学生を見ていても、優秀な学生たくさんいるんですけど、努力レベルは私の方が全然高いです。その頃は、本当にで生き急いでいたんです(笑)

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なんでそんなに生き急いでいたんですか?

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その理由は、2つですかね。1つは夢があったから。2つ目はコンプレックスが強かったからです。ヤンキーとギャルのハーフだったからなのか、全てに怒っていたんです。笑「真っ当な人が真っ当に評価されない世の中、頑張ってる人が報われない世の中、男尊女卑が当たり前の世の中、全部全部おかしい!!」って本気で社会に怒って、さらにそれを変えられない自分の未熟さにも腹が立ってたんです。それが当時の原動力にだったんだと思います。

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ほんとに驚きです。自分が頑張っていると思っているのが恥ずかしくなりました。

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いや、そんなことないですよ。一番大切なのは、自己効力感や自己肯定感だと思うので、自分は頑張っていると思うことや、自信を持つことは、とってもいいことだと思います。やったらやった分だけ人は伸びるからね。当時の私にそれはなかった。もっと可愛げのない偏屈な大学生でした。笑

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なるほど!ありがとうございます。

ところで、大学卒業の後すぐに起業されたんですか?

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いえ、卒業後は一度就職しました。当時、ゼミの教授から「人生かけてやりたいことや成し遂げたいと思うミッション・ビジョンがないと起業は成功しないよ。」と言われていました。なぜかというと、起業は、今ないものを生み出さすために、人一倍の探究心と根性が必要だからです。言い換えると、死ぬほど大変だから、それでもやりたい思えることでないと、途中で心が折れちゃうということです。当時私は、そこまでしてやりたいことを見つけることはできなかったんです。だから、その時は起業せず、就職して経験を積むことを選びました。それで教授にいつか起業に必要な経験が学べる会社の条件を聞いて、食品会社の味の素に入社しました。

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なるほど。先のビジョンをしっかりと見通した上での企業選びだったのですね!

しかし、その3つの条件を満たしていれば、何の仕事でもよかったのですか?

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そうですね。この3つの条件を満たしている企業を慌てて受けて、いくつか内定をいただきました。その上で、財務経理部か経営企画部で働かせてくれそうな味の素を選びました。できる限り、経営に近い部署で大企業の経営を見てみたいと思ったからです。あと、起業した時になんとなくBtoBはやらないかなと思っていたので、BtoCの商品やサービスを持つ企業が良かったというのはあるかもしれないです。

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そうだったんですね!

では、そこから今の事業で起業をしようと思ったきっかけなどを教えてください。

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大好きで幼い頃からずっと憧れだった祖母が86歳の時に圧迫骨折をしてしまって。そこから一気に、家に篭りがちになり、ご飯を三食作るのが億劫になったり、一人で遠くまでの外出ができなくなってしまったので、色々と家族のサポートが必要になったんです。そんな時に、祖母は何かにつけて「迷惑かけてごめんね」って謝るんですが、それすごい違和感だったんです・・・家族のため社会のために懸命に生きてきた祖母が、人生の最期に、家族や社会に謝らなきゃいけなかったり、肩身の狭い思いをしながら暮らすなんておかしいだろ。って思ったんです。

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そこで、祖母のような人のために、外出の付き添いなどのちょっとしたお手伝いをするサービスを作りたいと思いました。家族や地域に変わって若い孫世代の若者が、シニア世代の暮らしをお手伝いすることで、歳を重ねても暮らしの楽しみや発見が失われないようにしたいと思ったんです。

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とても素敵なきっかけですね。感動しました!

そのようなサービスを求めている年配の方はたくさんいると思います!!

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例えば、祖母は以前は美術館に一人で行って帰って来れたんです。でも、今は、美術館まで行けたとしても、その後美術館の中を2時間見ながら歩くことはできない。でも、ちょっと誰かに掴まれば、十分に歩けて楽しめるんです。でも、それをサポートするのは、介護士さんではないんですよね。排泄や入浴をお手伝いしてもらいたい人と、暮らしの楽しみをお手伝いしてもらいたい人は違うと思うんですよ。

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確かにその通りですね!

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そういったお出かけの付き添いなどをサポートしながらも一緒に楽しみや喜びを共有する孫や娘のような存在が私たちなんです。あとは、スマホの使い方をレクチャーすることも多いんです。息子さんや娘さんだと「前も同じこと言ったじゃん」「何回やってるの」って喧嘩っぽくなってしまうこともあるけれど、私たちならならない。家族ではない斜めの関係だからこそできるお手伝いもあると思ってます。

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いいですね!シニアの方も嬉しいと思います!

学生の方も多いですが、環境を良くするための取り組みを教えてください。

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普段から「年齢は関係ない!それぞれが持っているものをシェアして高めあおう!」って言っていて、立場とか年齢とか関係なく、皆が同じエネルギー量でそれぞれの役割を全うしよう!頑張ろう!という雰囲気作りをしています。

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とてもワクワクする会社ですね!!では最後に今後どのような社会を作り上げていきたい・どのような会社にしていきたいなどの想いを教えてください。

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弊社のビジョンは「3600万人のシニア全員がワクワクする社会を創造する」です。そのためのソリューションの1つとして、世代間交流型の暮らしのパートナーサービスを運営しております。それをもっともっと広げていきたいです。それに加えて、まだまだ駆け出しのスタートアップにコミットしてくれる大学生インターン達に、貴重な大学生活でMIHARUに出会えて良かったと思ってもらえるだけの仕組みやカルチャーを作りたい、作らなければいけないなと思っています。

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あとは、若い世代にアンケートを取ると、シニア世代の人や高齢化社会に対するイメージは「高齢者は社会のお荷物」「高齢化は社会問題」など、ネガティブなものが多いんです。そんな社会のイメージを、日本で一番シニア世代を知っている私たちが変えていきたいなと思っています!私やうちのメンバーが感じている「日本のシニア世代はかっこいい」「シニアは、日本の資源であり強みである」ということを、もっともっと発信していきたいです!

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本日はとても貴重なお話ありがとうございました。社長は学生の頃から強い思いを持ち、様々な努力をされていて、とてもすごいなと感じました。

これを客観的にとらえず、自分も努力をすれば成長が出来ることを信じ、今後も頑張りたいと思います!

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「株式会社MIHARU」は、「Age Wellの考え方を提唱し、シニアの明⽇のワクワクを創造する」というビジョンを持ち、シニアとその家族から最も信頼される伴⾛者であり続けることを目指します。

シニアの本⾳に寄り添い「もっと」を叶えるお⼿伝いをするサービス「もっとメイト」を運営しています。

この記事を書いたライター

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吉原 知優

産業能率大学経営学部3年生。

スポット社労士くんで2年生からインターン生として働いています。

​趣味はカラオケとドライブです!

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