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​若者の未来を企業と社会が支える仕組みを! 高社長と花見さんにインタビュー!

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​この記事は田畑咲紀が作成しました。

​今回インタビューした方はこちら!

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株式会社Crono

代表取締役

高 瀛龍

慶應義塾大学卒。2014年アクセンチュア株式会社戦略コンサルティング本部へ入社し、企業の戦略立案や新規事業策定を複数プロジェクト行う。2016年末よりフリーランスとしてシステム開発の受託を開始。自身の経験から、資金不足によって学びたいことややりたいことが出来ないことに問題意識を持ち、「機会の平等」を実現化するため、Cronoプロジェクトの立ち上げを決意する。

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高社長、本日はよろしくおねがいします。

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よろしくおねがいします。

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はじめに、学生時代のことを聞かせてください。どんな学生時代を過ごしましたか? 

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大学生の頃は幅広い学問を学び、広く物事を見ていましたね。熱中したものはマクロ経済学です。大学に入るまでは、そのような学問を知らなかったんですが、大学の教授に出会って、ゼミの見学に行ったときに熱量が高いのが印象的でした。2年生で研究室に入ってからは、ずっと研究していました。徹夜で没頭したり、寝袋で仮眠を取ったり、今思うとすごいことをやっていたなと思います。ゼミでは、各国の金利が1%上がったときに日本がどれくらい円安になるのか、GDPへの影響はどうなるのかといったことをシミュレーションしていました。
プライベートだと、研究室の先輩と仲も良かったですし、温泉が好きなので付近のスーパー銭湯は制覇しましたね。とても充実した学生時代でした。 

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すごく素敵な学生生活ですね!学生時代のことが今につながっているなと感じることはありますか?

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学問というよりも、ゼミでの人間関係は生きていますね。実は、この会社の投資家に出会うきっかけもゼミなんです。人との出会いは大切だと実感しています。 

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そうだったんですね!人との出会いは大切ですよね。 
では、起業しようと思ったきっかけを教えてください。 

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元々、僕自身が学費の問題を抱えていたことが大きいです。僕は奨学金を借りていましたし、学生時代にアルバイトをしてお金を貯めようとしましたが貯まりませんでした。学生時代にやりたいことはたくさんあったんですが、お金が貯まらないからできなかったんです。
それもあって、起業するならそういうテーマで立ち上げようと思い、株式会社Cronoを立ち上げました。

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返済義務のない給付型の奨学金ってたくさんあるんです。こういった奨学金は大学の掲示板や地方自治体のホームページなどで随時募集されているんですけど、学生さんが自力で見つけるのって大変なんですよね。この膨大な奨学金情報の中から自分に合ったものを簡単に見つけられるように、「Crono My奨学金」を始めました。私達は金銭的な問題で進学をあきらめる学生が減るようにこのサイトを通して支援しています。

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情報を探している学生にとってすごくありがたいサイトですね!ちなみに会社名Cronoの由来はなんですか?

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Cronoはギリシャ語で「時間」という意味があるんです。僕自身がお金の問題で、やりたいことができなかったということもあって、社会全体が若い頃の時間を大事にし、自分自身に投資して、たくさんのことを学んでいってほしいと思ってCronoという会社名にしました。

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素敵な理由ですね!花見様は事業内容に共感して、入社を決めたんですか? 

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そうですね。僕の前職は、高校生の進路選択に関わる仕事だったんです。進学領域を担当していると、まさに学費の問題に直面するんです。学費の面で第一志望を諦めざるを得ない子たちを多く見てきましたし、逆に情報を手に入れることで新しい発見や出会いがあって、希望の進路を叶える子もたくさん見てきました。そういった学費の問題の深刻さを目の前にする中で、今の仕事を続けていても、何も変えられないと感じたんです。この現状を変えたい、変えられるのはCronoだと思って入社しました。 

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そうだったんですね!起業して大変だったこと、反対に起業してよかったことはありますか? 

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正直に言うとほとんど大変でしたね。今も悪戦苦闘していますし、この先も引き続き大変だろうなと思っています。 ただ、起業して良かったと強く思います。
なぜなら、自分の会社だから自分が続けたい限り事業を継続することができます。そして、自分が大切にしているものを自分の手でお客様に届けられるという点では、起業して良かったなと実感していますね。
ほかにも花見さんをはじめ、今の会社で一緒に働いてくれる社員さん・投資家の皆さんとの出会いも、起業したからこその出会いですから、ありがたく感じています。特に花見さんとは投資家の皆さんとの繋がりから生まれたので、起業していなかったら今のご縁は無かったとも感じています。生まれた繋がりは、経営者としてはもちろん、私自身の人生にプラスですからね。 

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素晴らしい繋がりですね。 
高社長は社員の方を採用するうえでこだわりや、持っていてほしい想いはありますか? 

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個人的にはやはり、ご縁を大切にしています。Cronoで課題解決したいという想いを会社のみんなが持っていて日々取り組んでいますが、一方で、それは出会いのきっかけであって、仕事だけの関係で終わらせたくないと思っています。会社が成長して、次の取組みに挑戦するとしても、一緒に目指してくれる、そんな人がいいですね。 

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大切なことですね。 
今後事業を拡大するにあたって、挑戦したいことはありますか? 

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薬学部の学費ってすごく高いんです。これをどうにかしたいと思い、薬剤師の方に特化した奨学金のサポート事業を進めています。同じく理工学部やその他の理系の学部も学費面の問題を抱えているんですよね。なので、テクノロジー系の領域のサポートをもっと進めていきたいなと思っています。

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また、新しい奨学金の返済システムの確立にも取り組んでいるので、今後さらに学費・奨学金返済で苦しむ学生の手助けになる事業をしていきたいです。 

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私自身、現在就活の時期なんですけど、就活時期に苦労したことはありますか? 

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僕は、そもそも毎月奨学金返済で6万円返さないといけなかったんですよ。で、最初は金融系の仕事を探していました。でも、給与面でもらえる額が21万円で手取りだと17万円になっちゃうんですね。そこから奨学金返済で引かれると10万円ぐらいで生きていかないといけない。それは厳しいぞと、給与の高いところで仕事を探していました。給与が高いとなると倍率は必然的に高くなりますし、プレッシャーはすごく感じていました。 

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花見さんはどうでしたか?

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僕の場合は、専門学校出身なので応募できない会社が多くあって苦労しました。ただ、社会人として3年働いた後に専門学校に行ったので、卒業後の就活では、人より多く社会人を経験している強みをアピールしていました。

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でも、僕の場合は就職より高校卒業後の進路で苦労しました。本当は第一志望の大学があって学校からの推薦ももらっていたんですけど、試験直前にこの学費だと奨学金だけではまかなえないと判明したんです。色んな人に相談はしたんですけど、まとまったお金を一度に準備できなくて、その結果大学進学は諦めました。 

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そうだったんですね。 
それらの経験をふまえて学生に大事にしてほしいことはありますか? 

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人との繋がりですね。新卒で就職するときは、大手メディアを見て会社を決めましたけど、その後は人との出会いや繋がりで今日まで来ています。なので、就活ももちろん大事ですけど、就活する中で出会った人事の方や先輩、OB訪問の方との出会いは必ず大事にしてほしいです。その場だけの付き合いではないですからね。 

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そうですね、出会いやご縁はもちろん、自分の意志で決めることは意識してほしいです。特に、今のZ世代やこれからの世代は、親御さんも力をかけて教育されていると思うんです。そうなると子どもの立場からすると親の喜ぶ選択で親孝行することもあるはずなんですよ。それはもちろん素晴らしいことなんですけど、自分自身の人生ですから、最後は自分で決めてその決定を正解にしていく意識で、取り組んでもらえたらいいんじゃないかなと思いますね。

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貴重なお時間をいただきありがとうございました。
実際に奨学金を借りている身として、お二人の経験や想いをお聞きできて大変光栄です。
本日は本当にありがとうございました。

株式会社Cronoは2018年設立以来、資金を必要としている若者と奨学金を提供する大学・財団・地方自治体・企業・個人を繋げるプラットフォーム「Crono My奨学金」の運営を行っています。

「若者の挑戦を企業と社会が支援する仕組みへ」をビジョンに掲げ、若者の挑戦を応援します。

この記事を書いたライター

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田畑 咲紀

拓殖大学外国語学部3年生。

スポット社労士くんで1年生からインターン生として働いています。

​趣味は旅行とスポーツ観戦です!

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